風と共に去りぬ
三重県文化会館
四日市市文化会館



     2001年  6月  9日
                            10日
               

久々の地元公演で、とっても楽しみにしてました。
しかも、星が来てくれるなんて、嬉しくて二日とも計4回公演制覇しました。
で、感想ですが、一度ずつなんて器用なこと出来ないので、まとめて書き綴っていきたいと思います。

まず、幕開きはレット・パトラー(稔 幸さん)から、イャー貫禄というか、目一杯男役してて素敵です。
なんてね、いやマジで格好いいのですが、幕開きなのでこれからどう見せてくれるのかと期待してました。
お次は、スカーレット(星奈 優里さん)と南部の青年達。
スカーレットは、やっぱり綺麗だけど、ユリちゃん(星奈 優里さん)少々ブリッコぎみでした。
で、なにより嬉しそうに踊ってて目に付いたのが、英真 なおきさんと、にしき 愛さん。
上級生だものね、若い役ってここん所ご無沙汰だったのでしょう、生き生きしてました。(笑)
しかし、ジュンコちゃん(英真 なおきさん)マミーよねって思いつつ観てましたけどね。
と、プロローグは、これぐらいにして。
本編行きます。

パトラーやっぱり良いですね、いやらしさも、色気もあって。流石と言うしか無いのでしょうけど、
だからこそ、スカーレットに本気で惚れてる純な面がはっきりしててやっぱり役者 稔 幸 だと
感心します。

スカーレット 厳密にはスカーレットTと言うことになりますが、可愛いしとってもテンション高く
演じてました。
やはり、外せないのはスカーレットUとの絡みでしょう、もう最初のやり取りの可笑しいこと楽しいこと
これほど、生き生きと動き回る彼女は初めてな気がします。
うん、この作品が出来たのってやっぱりプラスだと思います。

アシュレ(安蘭 けいさん)は、どうもこういった二枚目との相性が悪いのか印象薄いのです。
うん、特に一部がねしどころ無い所為も有るのだろうけど、もう少しやりよう有るかなって気はします。
二部の後半からそれなりに乗ってた様なので、日程が進む内に良くなってくれると良いのですが。

で、目玉のスカーレットU(朝澄 けいさん)いやはや、観るまで大丈夫なのかと思ってましたが、
ドレスをもてあましつつも、楽しんでますね、相変わらず細っこいし、でも別嬪さんで嬉しくなってしまう。
この公演の一番のヒットでしょうね。
登場から、笑わせてくれますが、バザー行くためにスカーレットTを、煽ったり励ましたり、有る程度の
決め事の中で、はしゃぎまくってましたね。
で、そのバザーは私のツボをくすぐります。
舞台に登場して上手の所定位置に着くまでに、ルネ(真飛 聖さん)の側を通ります。
最初は通っただけだったけど、絶対遊び出すだろうと、観ててもツボでした。
なんたって、スカーレットUは、スカーレットT意外見えないって設定だから、何やってもルネは、
無抵抗です。
津はたいしてこれといったちょっかい出してなかったけど、四日市では、メイベル(琴 まりえさん)の
籠覗いてたし、2回目はルネの目の前(顔の前とも言う。)で、手を振ってるしと、短い間ながらやり放題
って感じなので、これからご覧になる方チェックです。
ミード博士(にしき 愛さん)の演説中の退屈そうなスカーレットUが、可愛いのですが、彼女の行動が、
スカーレットTの本質だと観ると良くできてると思ってしまう。
うん、最初は対照的な衣装で出てきて、最後は合わせ鏡になる訳でしょ。一つになるって事なんでしょうね。

一部のラスト。タラのスカーレットTは、壮絶に綺麗かった。きっと最終的にもっと凄くなるだろうけど、
娘役であそこまでやれたら、本望でしょうと思うほどの美しさで、二日目の四日市では、オペラが離せな
かった。歌もあまり得意と思ってないので、あれだけ聞かせられるようになれば、合格でしょう。(笑)

ルネを中心にした。南部の青年達はしどころが無いにせよ健闘してましたよ。
歌が中心になるので、普段あまり歌うチャンスが無かったと思う。スタンレー(水瀬 あおさん)に、
ソロパートがあって、良かったねって思いつつ観てました。(退団なのよね、あおちゃん。(T_T)
ジョージ(鳴海 じゅんさん)は、やっぱり歌っても安定してました。上手いのよね結局。
でも、上手すぎて地味な印象になるのは、気の毒かな。

ベル・ワットリング(秋園 美緒さん)は、上手かったけどいかんせん、地方の限界かお化粧までケバク出来な
かった。娼館の女主人にしては綺麗すぎるのですよ、衣装は派手なだけに残念ですよね。ソロも昔聞いたのと
アレンジ違う気がして、入り込めなかったの、でも歌があるから、ソンちゃん(秋園 美緒さん)がベルだった
んだろうねと、友達と話ししてたんですが、メラニーで観たかった気がします。
で、メラニーのおチヨ様(朋 舞花さん)流石にやってくれます。じやっかん無理があるものの演技力にて
持っていくというか、無理を通せる実力は感動物。しかし、彼女のベルが、観たかったの、絶対迫力あった筈。
色気も格段出ただろうしと、役入れ替えてくれと本気で思ってしまいました。

黒人三人組。マミー(英真 なおきさん)は、1幕ラストでの登場。だからプロローグ出てたのかと納得。
しかし、こんな役やるようになったのねと、月日の流れを感じます。(研1か2の頃から観てるよ、私。)
でも、温かいお嬢様第一、旦那様大切ってのが、よく分かるマミーで、流石組長、頑張ってるなと、
観てました。スカーレットとの絡みなんて、可愛いのよとっても…。
ピーター(美城 れんさん)は、いったい誰だと、津では思ってみてましたが、脇系の若手さんだと言う事は
聞いてたので、プログラム見て納得。やるなって思ったのが、北軍の攻撃で慌てふためくピティパットを、
ひょっいと、抱き上げるところ。イャー星の子の安定感がしっかり息づいてて嬉しかったです。
そして、きっと裏で1番忙しかったであろう、プリシー(彩愛 ひかる)一幕は可愛く子供子供してるのに、
二幕はきっちり令嬢とかで出てるの、あれっプリシー居ないなと思ったら、休憩でメイク変えてるのでしょ、
大変だよなと、舞台より裏のこと考えて、感心してます。

ピティパット(毬丘 智美さん)これも難役の一つ。でもよくやってましたよね、可愛らしいおばあちゃん
で、好きなキャラかも…。(もともとは、専科のベテランさんが、やられてた役それを良くこなしてました。)
ベテランと言えば、ミード博士(にしき 愛さん)。息子との別れが一番好き。
帽子を被せてあげる、所が切なくってよいのです。しかし、フィル・ミード(綺華 れいさん)は、作り過
ぎって気はしました。もう少し小柄で可愛い系の男役さん居なかったの…!?

そして、ご婦人方。
良い味出してます。エルシング夫人(朝峰 ひかりさん)メリーウェザー夫人(原 美笛さん)は、
判ったの、で、もう一人が、誰って思っててプログラム見てびっくりワイティング夫人(拓麻 早希さん)
お正月の業平は男役だったので、地方だから女役に回ったのかと思いましたが、他の所も娘役に名前有りで、
転向かしら…!?何時から…!?と、思ってしまった、いや可愛いので良いです。星じゃ珍しいことでもないしね。

ミード夫人のユズミちゃん(万里 柚美さん)言うことありません。ベテランさんになってきました。
しかし、私が「風と共に去りぬ」観たのって彼女の初舞台なのよね、遙か昔になってしまった…。

さてと、一通り書いたかしら…!?
後は、それなりにつらつらとポイントを。
やっぱりカヨコちゃん(朝澄 けいさん)今回のツボの一つが二幕で、前髪立てるの考え物でしょう。
フィナーレ意識してるの判るけど、横顔が男役でおいおい、流石に学年上がってきたのねと思いました。
あんなに、ナショナショしてたのに、娘役より男役のが違和感無くなった何てね、驚きです。
で、そのままのメイクで男役に戻るの無しでしょう。もみあげ無しでもちゃんと男役してましたよ。
しっかり二枚目さんだし…。
で、フィナーレは、良いですよね。期待どおりというか、おチヨ様とノル君(稔 幸さん)の場面も、
好きだし。セント・ルイス・ブルースは、やっぱり格好良いです。(帽子の呪いには注意ですけど。)
そして、一番楽しみにしてた。ナイト&ディもう、これが観たかったのです。
粋で格好良いし、もう、星のトップコンビの魅力全開で観れて良かったです。

と、流石に一気に近く書き込んで疲れてきました。
今回は此処まで、書き落としてる人も居ますが、お許しください。
   
                                       Megu